はい、昨日はスペインに来た1番の目的、トマティーナでした。
バルセロナからは地味に遠く、交通費やチケット手配の兼ね合いでツアーの方が良いかなと判断してツアー参戦。
準備は万端である
黄色い箱はカモミールティーで、トマト汁が目に入ると凄く痛いらしいのだがその炎症を和らげる作用があるらしく安いし飲めるし念の為購入した。
早朝2時に集合。バスでバレンシアの近くのブニョールという場所を目指す。
1人参戦の人も割と居て安心。大学生ばかりだと思っていたが、結構おじ様もいるのね
バスはちょこちょこ休憩を挟むので眠れない…!
睡眠不足の中到着。
パンフレットとチケット代わりブレスレット。
バルセロナからはバス2台、バレンシアとマドリードから各1台の計4台で141人参加との事。日本人来すぎww
ガイドさんから、首からぶら下げたスマホは切られて持ってかれる可能性あるからシャツの中に入れなさいとご指導が。
駐車場からしばらく歩いて行くとやってる!
噂の生ハム取り!
滑るように石鹸を塗ったくった木の棒のてっぺんにある生ハムを取ると英雄ななれるのだ。日本のどこかのお寺を疾走する一番福みたいなものだろう。
私はフランスで負傷してるし、また怪我しそうなので大人しく観戦。
協力しないと自力では無理なのに蹴落とし合いw
女のコを蹴落とした日本人がブーイング食らってたがこれは仕方ない。
協力なく取れるはず無く10時50分になりバーンとピストルの音。タイムアップかな。
舞台のような所から水が撒かれる。
めちゃくちゃ寒い!
ただでさえ人で溢れている中、トマトを満載したトラックがモーゼの如く現れる。人の密度が凄い。
トマティーナ開幕である。
トマトは潰してから投げるというのがルールではあるが、トラックから撒かれるトマトはそのままのフレッシュなトマト。
もちろんルールが全ての人に守られるはずもなく飛んで来るトマト。
めちゃくちゃ痛いです…
トマトが顔に当たるがしゃがみ込むことを許さないこの人口密度で、顔を押さえて立ち止まる女のコに更にクリーンヒットするトマト。かわいそ過ぎるがここはもう戦場である。
危険はそれだけでなく、飛んでくるトマト以外にスリ師も居るのだ。
一応対策でジッパー付きの海パンを履いて行きちょこちょこ触れて確認していたのですが、ある時少しジッパーが下がっていた。違和感を覚えて上げ直し、少ししてまた触ったら今度は全開になっていた。
ーーー側にスリが居る。
流石プロです、ジッパー下ろされてる感覚ゼロです。
逃げようにも人混みで移動もままならない。
スマホとカメラは首からぶら下げてシャツにインしてあるが片手でポケット、もう片手でスマホを抑えながらキョロキョロしながらジワジワ移動。
襲い来るトマトと凍える放水攻撃、見えぬスリと3段攻撃である。
トラック4台だったかな?
1時間ほど投げ合ってトマティーナは終了。
みんなトマトまみれで駐車場へ向かう。
その道中で自宅からホースを伸ばして水を掛けてくれるおばさんが居た。
有り難い!5人程人がいたが並んで掛けてもらう。グラシアス!
取り敢えず綺麗になって、歩いているとバーなどでもホースをシャワー代わりにしている所がある。シャワー2ユーロ。
しかもかなりの行列。どこも2ユーロだ、それが相場なのだろうがその行列を見る限り、かなり儲かりそうだ。
かなり会場の始めの方で水を掛けて貰えたので歩いている間に完全に乾いて寒くも無くなった。
駐車場へ向かう道中でスマホを盗られた学生さんが。やられちゃいましたーと。そうよね、もう笑うしかないよね。プロバンスの事故の時に自分もそうだったから非常に気持ちが分かる。
聞いた話、ツアーの方で6人やられたそうな。6/141人、3%程の日本人がやられた事になる。多分ツアー客から報告が上がっておらずガイドさんが認識してないものも実際にあるだろうから被害件数はもっとあるだろう。
トマティーナ、元々は世界一周の中で予定してませんでしたがとても楽しかったですw
来年参加する方は必ず防犯体制をしっかりして行って下さい。
パスポートチェックがあるなんて話を何処かのブログで見ましたが今年は、たまたまなのか無かったです。
私も今回しましたが、一応パスポートはコピーを持参、お金も小銭とお札少量だけジップロックに入れてカード類は置いてくるのが良いです。
後、服はなども捨てていいもので行きましょうw