ビルバオ 〜美食のバスク地方〜
トマティーナを終え、翌日はスペイン最大の観光名所であろう、サグラダファミリアを訪れた。
内部はステンドグラスがとても美しい。
祭壇に向かって右側が寒色、左側が暖色となっていた。
塔に登るチケットを予約したので指定された時間にエレベーターで登る。説明兼エレベーターガールのお姉さん+観光客6人しか乗れないので、列は短くても割と待つ。
入場だけのチケットと塔に登るチケットでは価格差は結構あったがこれだけ?という感じで、私は正直登らなくても良かったかなと言う感想w
見所を予習して行けば楽しめたのかも知れません。
サグラダファミリア自体は満足行く所でした。
翌日は列車に乗って北のビルバオと言う街を目指す。
正直私はビルバオという地名を知らなかったが、ロンドンのドミトリーで会った方が住んでいるとの事でスペイン来たら遊びに!と言って頂いていたので行く事にした。
朝7時はまだ暗がり。
駅でドーナツ2つとホットコーヒーセット2ユーロを朝食に。
安過ぎないか…?
ロンドンの様にWi-Fiはない。もちろん充電口もない。
事前にストライキ情報を教えて貰っていたが、昼からとの事で難を逃れた。
6時間半の旅。日本の列車より揺れが激しい。
ビルバオ駅。ステンドグラスが美しい。
改札が無く、お迎えの人達がよく来たねーとハグしているのが印象的だった。
ここビルバオはバスク地方と呼ばれ、スペイン北部とフランスをまたぐ美食のエリアである。
この日は金曜であったので、彼の仕事後に夜から合流する事に。
美食の街との事でバルをハシゴする事に。
酒飲みでない私はバルに行っていなかったのでとても嬉しい。
ピンチョスと呼ばれるこれらの料理。その名の通りピンが刺さっている。
見た目はケーキの様にキレイで味も美味しい。ハムやチーズは日本のものよりも塩気が効いているのでお酒に合いそうだ。
値札が見当たらないが、大体1〜3ユーロ程でお通し感覚。飲み物も頼まず、1つだけ頼んでもOK。
色々なお店に入っては美味しそうなピンチョスが有ったら注文して次の店へと移動というスタイル。
ここでもやはりワインよりもコーラの方が高いw
一通り食べ終わり、明日も構ってくれるとの事で美術館に行く話をして別れる。
ドミトリーの部屋に戻ると、日本人の女性が居た。
同じ部屋で日本人が居たのは初めてである。
かなり旅慣れた方で、今日はカザフスタン人の女の子と出掛けていたらしい。
明日の夜にビルバオを発つとの事で、それまでサンクセバスチャンに行こうと声を掛けて貰う。
サンクセバスチャンはバスク地方の中でも最高峰の美食の街と聞いていたエリアだ。
でも美術館の予定もあるし…
しかしこれも何かの縁なので翌日は美術館を辞めてみんなでサンクセバスチャンへ行く事に。
しかし当日調べてみるとどうやらバスが空いてない様子。この日は土曜日だった。
やむなく、ベルメオという港町に変更。バスで小一時間。2.55ユーロ。
カザフスタンの子も一緒で4人である。
久しぶりにワイワイできて嬉しい。
しかしみんな英語ペラペラである。
言ってることは何となく話の流れで分かるが、返せないww
タコとタラ。魚介多め、港町だしね。
タコを食べる国は少ないというが、カザフスタンの子はかなり恐る恐る食べていた。日本人3人が美味い美味いと食べる中、手があまり動いていなかったので、多分口に合ってなさそうだったw
カフェがある公園で浜風を受けながらグダグダし、雨が降ってきたので戻る事に。
戻ってからクラフトビールのお店に入って1杯。16種類もクラフトビールがあった。私はコーヒーだ。
ここでロンドンで会った彼とはハグしてお別れし3人でドミトリーに戻る。荷物を回収し、バス停まで3人で行く事に。
1時間半ほど早く着いたようだ。
会話は基本英語。私が分かってなさそうな顔をしていると通訳してくれる。しかしこの人の英語能力は高い。聞いたところ、北欧やダブリンにワーホリやらで住んでいたこともあったそうな。私が同じ様な動きをしてもあそこまで喋れる気はしない。
バスが来て見送り完了。
小雨の中、ここからドミトリーまで30分くらいあるだろうか、カザフスタンの女の子と2人である。ぎこちない英語で間を持たせる。年齢は女性だし聞いて良いのか文化が国によるので聞かなかった22歳くらいかな?すごく良い子。
一人だと夜は早くに宿に帰って居るので、丸一日出掛けられてとても充実した一日だった。
翌日朝起きると喉が完全におかしい。痰が絡んでいるし声がガラガラ。
頭痛等はないので出かけるつもりではある。ロビーで彼女がいた。今日はどうするの?と聞かれサンクセバスチャンに行くつもりと話す。
彼女は何処かに行くつもりだからどう?と誘ってくれたが、何処なのかが分からない。
彼女は10日程この宿にいる予定なので、サンクセバスチャンは別の日に行く予定との事。
折角のお誘いではあったが、喉が痛いのと私の英語能力で2人で出掛けるのは彼女に悪いと思いお断りをしてしまった。
一人でサンクセバスチャン行きのバス停へ行く、丁度昨日出て行った彼女を見送った所と同じバス停だった。
1時間に一本のバス。券売機をピコピコしてる間に13時のバスを見送ってしまった。
券売機が各バス会社毎に並んでいて非常に分かりにくい。
やっと見つけた14時のバス。
片道12ユーロちょい。
高っ!
片道1時間半ほどの道のりである。往復で交通費だけで3千円ほどか。
出発まで時間があるのでうだうだしている間に頭が痛くなり足や肘も痛くなってきた。これヤバイやつや…
遠出は避けて戻る事に。
ふと美術館に行こうと思い歩くが体調は悪くなる一方。
明日は移動日だ、今日は諦めよう。
ここまでくると薬を飲まないとなと思い、その為には何か食べないといけない。
必殺バーガーキング。Wi-Fiも使えて優秀なのだ。電子パネルで注文出来るので焦らずゆっくり考えられるし急かされる事もない。
ドミトリーに帰りずっとベッドに横になり今日は一日を終えた。
明日良くなれば良いが…