2週間と長かったロンドンも終わりを迎え、来た空港とは異なる東の終わりの空港。サウスエンド空港に来た。
記事にしてないがキュー植物園や、自然史博物館、バッキンガム宮殿、タワーブリッジ、グリニッジ天文台、色々なマーケットにアビーロードではビートルズごっこもして来た。
××エンドって名前カッコイイですね。今度機会があれば私も使ってみます。
さて、重いバッグパックを背負ってウロウロするのは辛かったし、海外で飛行機は日本以上に何があるのか分からないので早めに行って、ラウンジでしけ込む予定だ。
5時間前というハイペースで会場入りを果たす。
しかし小さな空港である。
短距離の小型飛行機のみの就航らしく、日本の国際線のない地方空港の様だ。
ここから発着のフライトはともかく安いらしい。事実、追加の荷物も含めて4250円程だった。フライト自体は1時間15分。確かに安かった。
電光掲示板にはまだ情報はない。
ここはロンドン、Wi-Fiももちろん飛んでいるし、コンセント付きトイレ近くの席を確保出来たし後は待つだけ。
私のフライトは19時55分。ようやく電光掲示板に表示されたが、ステータスは
PLEASE WAIT
前の便が捌けて行くが、待てど暮らせどお待ち下さいのままだ。
夜は飛行機を飛ばしてないようで最終便の様だ。
掲示板の予定が無くなっていく。
DELAYなりCANSELEDと出てくれた方がマシだと思った。
空港会社のカウンターに人がちらほら居たので行ってみるとお金を受け取る客の姿。痺れを切らして払い戻しをしたのだろうか?
元々少ない人が更に少なくなってくると同時に私の不安は募る。
18時50分。
もう1時間しかない。堪らずスタッフに確認。
「ダブリン行きたいんだけど、後どのくらい待てば良いですかね…?」
『はい?どういう事?』
「ステータスがお待ち下さいだから待ってるんですが…」
『え、まさか!ちょっと!掲示板が変わってないわ!早く変えて!向こうでもうチェックインの準備ができてるから荷物を預けて下さい。他にもダブリン行く人は居ますかー⁈』
黒人がチラホラ立ち上がった。
これが海外クォリティだ。
乗り遅れたら誰が責任を取ってくれたのだろうか、多分何も保証はないだろう。
その前にステータスがnow check inでなくてもチェックイン出来るのだろうか、いつも表示が出るまで待っていたので今度試してみよう。
待てと言われても待てない客が嫌いで落ち着いて待っていたのが仇となったが、今回は無事乗れたから教訓として良しとしよう。
手荷物検査を終えゲートへ。
あれ?出国審査はない様子。
搭乗のパスポートとチケットチェック時に、イギリスのスタンプが無い事に気付いたスタッフが何やらどよめき出しスタッフが集まってくる。
『コイツ、イギリス来た痕跡ないけど大丈夫か?』
スーヒローからE gateで入国しているのでスタンプはない。出国も審査が無いのでスタンプなし。
『まぁ大丈夫だろw』
暫しのシンキングタイムの後、私は搭乗を許可された。大丈夫なのか…
飛行機を待ってる間、次の行き先の入国カードの書き方を調べていたら最近のアイルランドは入国審査が厳しいらしい。結構苦戦を強いられる人のブログもチラホラ…
加えて私はバックパッカー、無職だ。
大丈夫だろうか…
そんなイギリス最期のイベントだった。