ブエンカミーノ!
さて、タイトル通りカミーノスタートして10日ほど経過しておりますが暫くかなりの疲労感とWi-Fi環境が良くなく更新出来てませんでした。
健忘録として。
まず初日!25日で500キロ歩くとなると単純計算で1日20キロ。
最低でもそのくらいは歩いておかないと、体調不良や天候不良であまり進めなかった時に厄介。
計画と言うよりは取り敢えず20キロ歩く!それだけです。
ブルゴスを発つに当たって、先ずは荷物を投げなくてはならない。郵便局を目指す。
後ろから呼ぶ声と口笛の音。
『そっちじゃないぞー!』と言っているんだろな…
善意なので無視するわけにも行かずおじ様の元に行って説明。
郵便局に行くんだ。
ポストオフィス…?
発音が悪いせいか英語がそもそもダメな人なのかポストオフィスが通じない。
I'm not in Camino!
文法が正しいかは分からないが、これは通じた様で握手して別れた。
道を間違えるとみんな教えてくれると聞いていたが、開始前から教えられるとは。
郵便局に着き、順番待ちのレシートを機械操作して受け取る。
機械の言葉は英語とスペイン語が選べる。英語にして進むと『送り』『受取』の2つ。すぐにレシートは出てきた。
これだけなら初めから両方画面に出せば済むんじゃ…
待ちがおらず、すぐに呼ばれた。
英語が通じないww
マドリードやバルセロナならまだしも、ブルゴスは怪しいなと何と無く予想はしていた。
荷物を渡し、巡礼手帳見せてゴール地のサンティアゴを指差す。取り敢えずこれで察してくれるだろう。
紙に7/9と書いて見せてきた。
あぁ、そう来たか。9月7日に届くのね。
カミーノ行くんだ?何日の予定?的な感じで日にちを聞いてくれると思ったがこのままだと普通に届きそう。
助けてGoogle先生!
なんだがあまり歯切れの良い感じではなかったが取り敢えず6.4キロの荷物サンティアゴ行きで25日局留めで19ユーロ少々お支払い。
大丈夫かなぁ…w
何はともあれ、やっとカミーノデビュー!
スマホで現在地からルートを見ながら合流。
道標が町中至る所にある!
矢印は色々な所にあるので宝探しみたいで楽しい。感心しながら歩いていると郊外に出た。
バルセロナのデカトロンで買っておいた、トレッキングポールの出番である。
常に使って歩いているので効果があるのか、無いとどうなのかは不明であるが坂道では効果がある気がする。
しかし人がいない。
この時期は人気シーズンで道は混み合い、宿は取り合いになると思っていたがその時期はもう少し前だった様だ。
広大な大地で、風と木の葉の揺れる音しか聞こえない。
自分だけが世界に取り残された様な感覚に陥る。
20キロ程歩いて街を発見。
宿を探す。
今まで宿は予約して行っていたので意外と初の飛び込み。
10ユーロで空いてるとの事。
安い!
次に来た女性2人が満室と断られていた。
最後のベッドだった様で、危ない…
宿がなかったら更に次の街まで数キロ歩かなくてはならない。時計は16時を回ろうとしている。夜だからと犯罪に遭う道には思えないが、更に歩けと言われたらゾッとする。
スーパーや病院などない小さな街。
夜御飯は宿で申し込み10ユーロ、19時からとの事。
見事に東洋人は自分だけ。めっちゃ浮いてる…!
オーストラリア人に囲まれて御飯。
サラダとパエリアだった。
フランスダンディがコニャックを振舞っていたので飲まされるハメに。
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ブログを書かずに溜めすぎたせいで書ききれないww
11日で300キロ以上歩いた。
1人での参加だったが初日以外は誰かと歩いたり宿で話し相手になってくれたりと、今までよりも人との関わりがある日が多い。
同じペースで歩く人も当然居るので、名前は分からないが、顔をよく見る人とは自然と挨拶や簡単な会話が生まれる。
日本人には一週間程してやっと会えた。
近い世代の人もいて宿や御飯を共にして一緒に歩いたり別れたり、また気付いたら同じ街に居たり。
私は朝が遅いので基本置いていかれるw
ただひたすら500キロを歩くだけの日々だと思っていたが、そんなこんなで毎日変わり映えのある日が続いている。
予定よりも良いペースで進み、もう折り返しを過ぎている。
峠越えをして右膝と腿に違和感が強くなってきた。
ダニにやられた背中が痒過ぎでどうしようもない。
休みを入れたい気持ちもあるがしかし歩かねば…