南フランス ニースへ
今日も移動日。
昨日散策して気付いたが、ここは凄く賑わって居るエリアだ。
ラベンダーを扱うお店も多い。
しかし
賑わっている=物価が高い
洒落たレストランでパラソルの下、おフランス料理に舌鼓を打ちたい所だがなかなか現実は厳しい。
何があるか、何が食べたいかよりも金額を見ながらレストランを回る。
ピザ屋が目に留まった。店員のおじさんが声を掛けてくる。ピザ屋一切れ2ユーロからだ。一切れと言っても1/4カット、角度で言うと90度、結構な大きさ。
声掛けてくれたし安いからここにしよう。
オススメを聞くが、ごめんよ英語は分からないだ的な返答が来た。
まさか英語が苦手な自分がヨーロッパの地で白人からそう言われるとは思わなかったので少し驚いた。
結局、これはベジタブルでこっちがお肉でーと説明をしてもらい、ミートソースみたいなやつを2ユーロで注文。
外国人が日本に来てピザの値段の高さに驚くと言うが、確かにピザだけズバ抜けて安い。
日本人が海外のラーメン屋や寿司屋に行って値段に驚く感じだろうか。
味も申し分なかった。
クレープもあり、パリで食べ損なったので食べることに。
味が3種類あるが、表記はフランス語。
砂糖、チョコのペースト、???
一つだけ何味か分からない。
試しに謎の味を注文、ピザの倍する4ユーロ。その場で焼いて作ってくれた。
味の答えはハチミツだった。
宿から近いこともあり夜もここで2.5ユーロのピザを食べた。
ここまでが昨日のお話。
今日はバスでニースに向かう。
バスまで時間あるので荷物を背負いながら移動。
大手高級スーパーのモノプリがあったのでバナナでも買って済ませようと思ったが、ブランチにガレットの写真が目に留まりカフェへ。
ディズニーでも食べたが、ハムチーズだったので良く写真で見る卵入りとエスプレッソ。合わせて8.5ユーロ。
エスプレッソは勤め先の会社で飲めたが何故か飲んだことがなかった。なんだかお酒の味に感じるwwリキュールの感じだ。多分もう飲まないw
腹が満たされゆっくりしようと思ったが、昼なので混んできたので撤退。
日曜の昨日はなかったがマルシェが道いっぱいに並んでいる、かなりの数だ。
果物を買いたかったが、以前滞在してロンドンのエレファント&キャッスルのマーケットよりかなり高い。4倍くらいだろうか。
ハムやチーズもありフランスらしい。
そして困ったら取り敢えず教会。
人も少ないしゆっくり座れる。
キリスト教の教えなのか、旅人には基本優しいので端っこで座っていれば怒られる事もない。
たまに神聖な場所にも関わらず、基本的に薄暗い教会には不届き者も居るらしいので荷物には注意だ。
いつも気になっているのだが、教会にあるこの電話ボックスのような木製のものは何なのだろうか。大きい教会には必ずある気がする。
教会2箇所回ってお次は公園。
風が抜けて涼しい。
若い女性に声を掛けられる。
道を聞かれたがもちろん分からない、
フランス語は喋れる?
ごめんなさい、喋れないです。
なぜどう見ても喋れなさそうなアジア人目掛けて聞いてくるのかやはり謎でならない。日本より道を聞かれる。
毎度の事ながら、若くて綺麗な女性が声を掛けて気を引いている間に背後から荷物を抜かれるんじゃないかと構えてしまう。
先日フランスの方に散々助けてもらったのに申し訳ないが、バックパック2つ持った状態ではまともに動けないし旅行者である事が丸出しなので警戒しない訳には行かない。
悪い人なのか本当に困ってる人なのかの見極めが出来ないのがとても歯痒い。
さて時間も潰せたし、またFlixbusの出番だ。今回の行き先ニースは近いので2時間半ほど。
始発でもないのに、10分ちょい前にバスが来た!どうせ定時に来ないだろうと思っていたのに優秀!
eチケット用意して並んでいたら、ここでもまた白人にこのバスはニース行き?と聞かれる。
私も定時より早く来たから別のバスと疑っていたのでmaybeとしか答えられず。
ドライバーに聞き直す白人さん。
どうやらニース行きで正解。
でも結局乗らないお兄さん。何故聞いたし。
3人しか乗らなかった。
みんな揃ってるようで定時より早く出発、これには感心。
途中でやたら渋滞するエリアがあった。
かの映画品評会で有名なカンヌである。
バブリーな建物や車が多いこと。
そこから20分ほどで目的地、ニース空港に到着。
NICEと書いてニース。
ニース=ナイスなのだ、さぞ素敵なところに違いない。
スマホがなぜか繋がらなくなったので、やむなく空港に入る。データ使用履歴確認すると2.9GB使用と書いてある。3GBのSIMだからまさか逝ったか?
でも空港なら取り敢えずWi-Fi飛んでるだろ〜。飛んでたが使えない!
止む無くスタッフと思われるおじさんに聞く。
めっちゃ良い人、丁寧に英語で教えてくれる。
みんなこんな風にスタッフに聞けば一発で分かるのにヨーロッパでかつ、他に人が居る状況下で何故、野生の日本人に道を聞くのか理解に苦しむ。
ターミナルをつなぐトラム。
おじさん曰く、2駅目で降りればチケットなしで無料だよー、そこから5分歩けば駅だよーと。
メルシー、サリュー。
さよならを意味するサリューを病院でせめて少しでもコミュニケーションをと覚えてきたので使いたい病である。ちなみにピザ屋でも使ってきた。病院で変な病気に罹ってしまったものだ。
さて、駅に着くが改札のないオープン過ぎる駅。空港の最寄駅とは思えない何にもない田舎駅。
パリと券売機が違う、ダイヤルを回して選択する様だがどれを買えば良いかよく分からない。
タバコを吸ってるおばさん発見、スタッフっぽい。
ここまで行きたいんですが…
と、お得意のGoogleマップで指差し。10キロ先だが隣駅である。
何がご質問だい?
oh...そうくるか。とっさにちゃんとした返答が出来ずに
チケット欲しいんです。
英語に変えれば良いじゃない。
またもや予想外の塩対応www
おぉう、せやな!ありがとう。
英語には初めから自分で変えられたが、行き先の駅がリストに見つからず困っていたのだがもうこのおばさんに聞くのは断念した。
諦めてダイヤルくるくるしてたらおばさんが来て操作してくれた。
ツンデレかいな、メルシー。
日本語特有の起承転結スタイルで話したのが間違いだったなと電車内で反省。
フランス語はどうか分からないが、英語流の先に結論からのチケットの買い方を教えてーから入れば良かったのか。
宿のある目的地の駅に到着。
まだこの時明るいのね。
宿に着いて外に出たらもう真っ暗だった。
適当にバーガー屋に入る。前には中国人オバタリアン4人衆がオーダーをしていて後ろに私も並ぶ。
宿までの道中で思ったが、ニースはやたら中国人が多い。プロバンスでは全くいなかったのに空港にも中国語の表記が有ったのを思い出した。
注文が長い。英語話せるのは1人だけなのだろうか。
私の後ろの人が明らかにイライラしている。
私も中国人オバタリアン一味と思われてそうな節がある。僕は無実無関係の日本人です。
食べ終えて海沿いに向かうが賑わってはいるものの、やはり暗い。
だが海に入ってる人もいる様だ。
特に疲れてはいないが、散策はまた明日する事にしよう。