エルチャンテン
午後ゆっくりコースのバスで次の街を向かう。
ドミにいたオーストラリア人と話していたら彼も明日エルチャンテンに行くらしい。「どうやって行くの?」と聞かれバスと答えたが、え?他にも方法あるの?
「ヒッチハイクさ、結構簡単に捕まるみたいだよ。僕はチャレンジしてダメそうならバス乗るよ」とのこと、なるほど。
私はバス予約済みなので予定通りバスに乗り込む。
おぉアレは…
お目当てのフィッツロイだ!
フィッツロイは数少ない世界一周前から行こうと思っていた場所なだけにテンションが上がる。恥ずかしながら、〝パタゴニア〟は国名だと思っていたが、アルゼンチンとチリの一部のエリアの名前だと知ったのは世界一周中だった笑
アメリカのアウトドアブランド、Patagoniaのデザインになっているのがこの山フィッツロイ。
別にPatagonia推しではないんだけどね。
フィッツロイ麓の町、エルチャンテン。
天気を見ながらトレッキングをする予定だ。
ご覧の通り天気は良くない。かと言ってエルカラファテよりも小さい町でやる事がないので取り敢えず様子見で少し歩く事に。
登山道入口
Googleマップは役に立たない。maps meはしっかり載っていて優秀だった。
ネット情報では片道4時間程のトレッキングで最後の1時間が辛いだけでイージーなコースとのことだった。
ーーー。
ナメてました。
しょっぱなから全然イージーじゃない。1時間ほどちんたら歩くがこれでイージーだとすると後半はどれ程ハードなのか。しかもこのイージーがまだまだ続くと思うと標高こそ低いが明らかに厳しい。
景色自体は良い
ここいらで取り敢えず山を降りる。
実際登るのは深夜だから明るい時に下見しておいて良かった…
事前に調べていた天気予報は悪い方向に変わっていた。晴れだったのが、曇になっていた。暫く日の出の時間帯は曇の様子。ここは仕方ないか…
翌日の夜2時頃、余裕もって日の出に間に合う様に行く事に。
マレーシアのコタキナバル以来のトレッキングポールを手に出発。
途中から振り返って見た町
ピント合ってないw
分岐もあった。左側の湖ルートを行く
下見時辛かったが今回はサクサク。休憩なしで最後の1時間はハードなエリア。確かにここは少しキツかった笑
そこを越えて到着…!
かなり早く着きすぎて暗い。
持って来た朝ご飯を食べながら待つ。2時間位待ったw
もちろん早めに行ったのも有るが4時間も掛からないやんか…待機中寒すぎるww
少し雲も有るが山はハッキリ見える。
肝心の太陽側はご覧の様子。
鷹?人馴れしてるなー
お。雲も晴れた。
朝日に照らされて赤く燃えるフィッツロイこそ観れなかったが、山側は空もキレイに見えたのでまぁ良しとしよう。
そして辛いのが下山だ。
キツかったエリアの状態が明るくなって見える。こんな景色だったのね。
水も飲める。冷えていて美味しい…
キャンプサイトもなんと無料!グッズがあれば昼に登って、ゆっくり夜明けに出発出来る。
割と何処からでもフィッツロイは見える。登っている時の夜でもぼんやり月明かりに照らされて見えていた。
街に来るまでのバスでも見えちゃうしトレッキングの目的地に到着した時の感動は薄い。
しかし帰りは、暗くて行きには観れなかった素晴らしい風景の数々。ころころと景色が変わって全く飽きないとても楽しいトレッキングで最高だった。
世界一周の中で何処が良かったか聞かれたらここは暫定1位である。
さて、空港のあるエルカラファテに戻ってイースター島のあるチリに向かう。
エルカラファテ
エルカラファテ行きのフライトは滑走路が逝ったらしく、遅延…
日本人のご夫婦が居たのでお話。天気悪くて列車しか乗ってないとのこと。まぁあの天気じゃそうなるよね…
牛肉について聞いたら、それなりのレストランで食べたがイマイチだった様子。日本の牛は世界一だろうからな、当たり外れの大きい牛肉よりも味が安定している鶏か豚だな。
おぉ、湖がなんともミルキー
市内へはシャトルバスを使う。600ペソクレカ払いで。
ここのバスの人は英語OKだった。
空港の外にはラベンダーが。良い香りがする。昔は嫌いだったけど今は割と好き。
20分後に出発よーとの事で荷物だけ預ける。
所要時間小一時間でバスターミナルを経由し直接宿まで送ってくれる。
この街に来る人の殆どは氷河ツアーがお目当てだ。
ツアー会社がいくつかあったのでサラッと覗いてみたがミニトレッキングの値段はどこも同じ9000ペソ(約15,000円)。
渡されたツアー会社のチラシのQRコードを読み取り、HPを眺めていたら8000ペソって出てるやん!
聞いてみたらレンタカーなりで足がある人はこの値段らしい。つまり私は9000ペソ。そう言えばレンタカー有るかは最初に聞かれたなぁ。納得したので予約。カードOK。
翌日、朝からバスが宿までお迎えに。
ツアーに含まれない国立公園への入場料を途中の関所で支払い。
うーんミルキー!アルゼンチンの国旗みたい。
空
氷河と曇(太陽)
湖
この三層を表しているんじゃないかと思った。こんな風に考えさせられたのは初めて。良い国旗だ。
※調べたら空と海らしい。
氷河着いたー!
林の間からチラァ…
氷河!
木道を歩きます
青いデカイ
今にも崩れそう
高い所だと70mくらいあるらしい。ビルだと20階以上の高さ。本当かよww
天気も良く、ガンガン崩壊の瞬間を見れた。遠くからは雷のような轟音が聞こえる。
崩落後は水も濁る
2時間ほどのフリータイムでお昼も済ませ、いよいよ氷河上陸ポイントへバスで移動。
船でアクセス
近づいて来た
寒いから中に戻ろっと。
着。
氷河に直だと思ったが、普通に考えたらそんなはずないよな。
小屋で荷物を置いて行く。鍵なしで温泉の脱衣所的な様子。
さらに歩く
ガイド曰く青い水の色は氷河の重みで石が削られて、その石の白い粉が混ざって湖のミルキーブルーが出来上がっているとの事。
着いた…!
ここでクランポン装備
ジャキーン(付けてもらった)
アイスピッケルは使わない
こんな感じでグループ毎にてとてと歩く。
深い青い
隙間に溜まった水は飲めるとの事。ガイドに言うとキレイな水溜りを教えてくれる。
流石に寒くなって来た…
有名な氷河で飲むウィスキー!他の人が「チリのウィスキー?」と聞いていたが、アイルランド産だった。にっくきアイリッシュコーヒーを思い出す☕️
おつまみにbon bonチョコレートも配られた。
小屋に戻るとコーヒーのサービスがあった。有難い…!
小屋からも氷河が崩れ落ちる音が鳴り響く。その度に皆が顔を覗かせる。
これでツアーは終了、船でバスまで戻り帰路に着く。
エルカラファテは街も凄く綺麗でホテルはもちろん、コテージ風の家が多い。
気候的にも軽井沢の印象。ブエノスアイレスはビビって来たが治安の心配は正直ゼロ。スリや置き引きすら無さそうなオーラ。
ここでは犬はリード無しが多いみたいで、飼い主がお店に入ると犬は入口でご主人を待つ。入っちゃダメなのを分かるみたいで何も合図なしで皆待ってて本当にお利口さん。かわいいなぁ。
スーパーとかだと4匹くらいの犬が待ってたりした。
最終日は予定がなかったので野生のフラミンゴ🦩が居るエリアが近くにあったので行ってみる事に。
こっちか!
入口。500ペソも取られた!
いろんな種類の鳥さんが居る様子。
湿地というのか湖というのか。コースがあり歩いていて気持ちいい。理由は聞き取れなかったが一部封鎖らしい。
鴨みたいのがうじゃうじゃ居てキモい
居た!遠いけどピンク色!多分チリフラミンゴ。
少し天気悪かったが良いお散歩になった。
次はパタゴニアと言えばのあの山を目指す。
アルゼンチン 〜ウシュアイア〜
今回はアメリカ大陸最南端の町、パタゴニアのウシュアイアを目指す。
先ずはアルゼンチンの首都であるブエノスアイレス。治安が悪いとの前評判なのでビビりながらスルーする予定。
人も多く綺麗な空港。Macある〜
ここブエノスアイレスには空港が2つあり、ウシュアイアに行くには北の海沿いに位置するアエロパルケ空港へ。
空港シャトルバスで移動。
あれ、街並み落書き少ないしキレイじゃね…?
素敵なレストラン
エアロパルケ空港に着いたら昼ごはん。お決まりのMac。
トランジット長かったけどWi-Fiもあって暇つぶしバッチリ。
ラウンジなかったけど…
風が強いと噂のウシュアイア着。飛行機は思ったよりは揺れなかった。
空港は小さいが新しくてキレイ!
市内に行く方法がググってもタクシーしか出なかった。
宿までは5kmほどの距離。歩くか…
今思えばこの時だけ天気良い。
南極に行くフェリーなんかもこの町から出ている。流石に寒い…
アルゼンチンといえば牛肉が有名。
青椒肉絲みたいやん!
うむ、うまい。
ウシュアイアに来たは良いが、天気が良くない…雨も強いしこのエリアは風も強いのだ。
フラッグツリーや列車、ペンギンと色々回れる所はあったがあまりの天気の悪さにスーパーに買い出しさえ行く足が重い。
アルゼンチン牛で自炊。
肉500g、ガッツリ。
…あれ?固くてあんまり旨くないww
まぁなんとなく予想はついていたが笑
牛肉が美味しくなかったので2/3ほどの値段で買える豚に挑戦。豚は柔らかくて非常に美味しい…笑
彩も意識してパプリカ投入。
観光案内所で最南端証明書が無料で貰えるとの事だったが中国人団体で混んでいて断念。
次のフライトも宿も予約していなかったがイースターの日程が決まっているので、ここで天気待ちで足踏みしちゃうのもなぁ…ということで特に何もせずウシュアイア離脱。
パタゴニアを代表する町、エルカラファテを目指す。
34か国目 パラグアイ
アルゼンチンを高速離脱し、またもやバスでお隣の国、パラグアイを目指す🇵🇾
イグアスエリアはブラジル・アルゼンチンの他、パラグアイも面しているのだ。
パラグアイは海無し&(個人的に)見所無し国。何となく埼玉とイメージが被る笑
国境へ〜
一度バスを降り、入国審査へ。コロナが南米でもチラホラと出てきだしたせいか、管理官はマスクをしている人も。
まさかの管理官…英語が通じないww
お互いモゴモゴし入国スタンプ
ボーン!
入⭐︎国
バスに再度乗り直し。アルゼンチンとは異なりお金取られた。
埼玉バリに何もないこの国に来た目的は、
伝説の日本人宿
「民宿小林」
の為である。
みんなが行くからと言うのもあったし、次の目的へはイグアスエリアからより、パラグアイの首都・アスンシオンから飛ぶのが最安であった。
また、エジプトで会った方にオススメされて名前を覚えていたので是非行きたかったのだ。
バスに乗り地図を見ながら途中下車をする。
なーんにもない場所。
SOSが目印かな
取り敢えず一泊の予定。
周りには本当に何もない。
バレーボールが出来るネットと、卓球台があった。
皆それぞれにマッタリ
後で知ったが麻雀もあったらしい。やりたかった…
スペイン巡礼以来の脱水機もあった。
これマジで便利なのよな。
干す所もバッチリある。
リオで一緒だったご夫婦も偶然後からチェックインして来た。
犬の散歩をしてだらだら。
猫も凄いいっぱいいる
夜景もすんごい綺麗
周りに何もないので観光しなきゃ!という気持ちもならずに落ち着いてだらだら。シャワーは温度も水圧も良く、タオル付き。Wi-Fiもサクサクだった。
居心地が良く、仲間と足の引っ張り合いをして結局皆ズルズルと延泊。笑
ご飯も美味しく、すき焼とカレー、朝ご飯は卵掛けご飯。海外で生卵を食べられるとは…!
自炊ではシェア飯で鍋とクレープを。
代用ポン酢は醤油とスプライトをmixして作る
1泊予定 → 3泊
に変更。
毎日車でスーパーに行ってくれる。
スーパーの近くにある日本人移民センター
管理人?の方の話が意外と面白かった。見学というよりずっと話を伺う形となった。
少し違和感ある神社。
首都アスンシオンに行く前日にロナウジーニョがそこで逮捕されていた笑
降りた場所で今度はバスを拾う。
アジア人だし、コロナの影響で拾えないかもなぁと思ったが拾えた!笑
6時間だったかな?終点アスンシオン着。
22時前。ここから空港へのシャトルバスもあるのだろうが夜だしWi-Fiが飛んでいたのでUberを頼る事に。そもそもこの時間ではバスは無かったかも?
タクシードライバー曰く、別にアスンシオンは危なくはないらしい。
空港にはロナウジーニョの影響か、カメラマンがチラホラ居た。
余ったお金で買える範囲でご飯を探すが首都とは思えない本当にショボい空港。
カフェでサンドとコーヒーを購入。合言葉はカフェコンレチェ プレファボール。スペイン巡礼仕込みのナチュラルに話せる唯一のスペイン語だ。わら
空港のカフェと言えども、店員さんは英語が全く通じない。
カリエンテ?と聞かれたがこの単語は聞いたことがある…!
ムラムラした時に言うと民宿小林で習った。
ムラムラ=私…暑くなっちゃった…
そう、「温めますか?」である。
無事ホットサンドをゲット。
やけにこのカフェは蚊が多い…
またアルゼンチンに戻りま〜す(^^)
フォスドイグアス
ブラジル3つ目の都市はアルゼンチンの国境となるフォスドイグアス。
そう、世界三大瀑布に数えられるイグアスの滝がある場所であり、世界一周前から是非とも行きたい場所だった。
サンパウロからバスでも飛行機でも6000円程と値段は変わらないが所要時間は全く違うので迷わず飛行機で。
夜到着の便。バスで行こうと思っていたが朝5時まで来ないとの事。空港のWi-Fiが使えたのでUber。
翌日に別便の2人と合流し、バスでイグアスの滝を目指す。
入場後は可愛い動物が書かれた無料のバスで移動。二階建て!
バスに描かれている動物は何種類もありました。
どうやらパーク内にはジャガーが出るらしい笑
バスの中から探したがもちろん見つけられず、代わりに美しいメタリックブルーの蝶がヒラヒラと飛んでいた。
コイツじゃない。
到着するや否や、この風景。
ナイアガラより圧倒的…! ざわ…
圧倒的…デカさっ…! ざわ…
ブラジル側は面積だが水量だか知らないが、全体の30%くらいしかないらしい。それでこのスケール。
軽くトレッキングと言うか、歩くらしい。リオやサンパウロと比べるとやけに暑い。天気に恵まれたと言えば聞こえは良いが歩くには宜しくない。
似たような写真ばかりだぜ!
暑いからって高いコーラとブラジル名物のスーパーフード、アサイーアイス購入。
想像通りの味、美味い。
デンジャラスアニマル登場。爪がヤバイとの事で怖い。
コイツは大物。40cmはあったなぁ
街に戻って宿で教えてもらったスーパーで夜ご飯。量り売りのバイキング的なやつ。好きに選べて楽しい、美味しい。
ドーナツを朝ご飯用に買ったが、翌朝蟻に集られて居て食べられなかった。ぐすん。
フォスドイグアスは一泊だけでアルゼンチン側に向かいまーす🇦🇷
サンパウロ
街も宿も賑やか過ぎたリオを離れ、日本街で有名なサンパウロを目指す。
サボり過ぎていたせいで記憶が曖昧and中身ペラペラでお送りします。
バスでリオから6時間〜
南米のバスは快適で日本より進んでいると聞いたが普通だった笑
まず向かったのは
すき家!
ラーメンや唐揚げなど日本とは違うメニューあり。
日本人街 リベルダージ
なんとなく浅草を思い出した。全然違うけど
日本庭園も
信号が可愛い
鳥居と
提灯
サッカーの神様ペレ
宿の近くにはめちゃくちゃ日本語な幼稚園
知り合いのコネで見学させて貰えることに。子供の顔が出なければネット載せても良いよーと。
日本語の教科書
パソコンとかめっちゃ進んでるな…
給食の時間になり撤退。
その後はお洒落な建物ジャパンハウス
無料なら入るよね。
カフェや日本っぽい商品、プロジェクションマッピングやアート作品の展示なんかをやっていた。
夜はブラジルと言えばのシュラスコ。串に刺さった肉を取り分けてもらうヤツ。
こんなやつ(リオで食べたやつ)
翌日はマーケットでフルーツ試食し放題との事で行ってみる事に。
タクシーでの道中。明らかに治安が悪そうなエリア。リオとサンパウロは危険度同格との事だったがこのエリアがそうなのかもしれない。
お目当てのマーケット。
フルーツモリモリ!試食でめちゃくちゃ食べさせてくれる。しかもゴメンよーと買わなくても全く嫌な顔をされない。ブラジル人、基本的には良い人ばかりだが一部の過激派がヤバ過ぎる。
果物以外にワインや魚もあった。
鬼灯とカシューナッツが丸々売ってる。カシューさんはこの状態で売ってるのは初めて見た。生だと有毒らしいが食べられるのかしら?
お昼は名物のハムサンド。うん、塩っぱいw
夜は駐在員の奥様にオススメしてもらった韓国料理屋。やはり美味い😋
治安もリオと比べると恐ろしい程良かったが、やはり良くはないみたい。
次は国境の街イグアス!