聖地バラナシ
出発は定時だったが、謎の停車時間があり到着は90分遅れであった。
ロンドンのメトロ風マーク。イギリスと関わりが深いから当時のイギリスがデザインしていったものがそのまま使われているのだろうか。
駅を降りると高い値段言ってくる客引きが多いのでスルー。少し歩いてからのトゥクトゥク。100ルピー
チェックイン前に宿の前にあったカフェでランチ。流石に洋食は高く、300ルピー越えだったがあまり美味しくなかった。
チェックインして早速ガンジス川へ。
川なのにウミネコのような鳥が多く、川にぷかぷかと浮いている。
あれ、思ったよりかなりキレイ…?
変な臭いとかすると思ったが歩いてる分には無臭、目立ったゴミや浮遊物はない。
インド人はここで火葬されてガンジス川に灰を流してもらうのが憧れらしい。
輪廻を断つことが出来るそうな。生まれ変わったら〜とか考える日本と違いこの世に何度も生をもらう事は苦しみらしい。インドに住んでいるとそんな思想になるのも分からなくもない。
山住みの薪。これで遺体を焼くわけだが、火葬場では遺体が2体焼かれている最中だった。遺体にはキレイな装飾が施された布で覆われているが燃える間に中身の遺体が露出する。もちろんモロに写真は撮れないが遠巻きからなら大丈夫らしい。
遠巻き。
マザーハウスや危険地帯のソナガチもそうだが、インドでは生命に関する事を考えさせられる。
しばらくフラフラして、マザーハウスで出会った管制官とコンタクトを取り夜ご飯を一緒することに。
それまで、ラッシーの有名らしいババラッシー。
何のラッシーか忘れた笑
確か60ルピーだったか。
夕暮れもキレイ
フラフラしていたら昨日の高校教師が居た。これから50ルピーで乗れる乗合船に乗るらしい。
確かに船乗らないかと営業が多い。チャーターだと1000ルピーとかするみたい。
船に乗る先生を送り出し、管制官と合流
飛行機遅延したらしく昼も中途半端だったとのことで5時くらいだがディナーに。
ババラッシーの向かいにあるこれまた有名なお店。
ナンがメニューにある!チャパティも10ルピーでありその3倍、30ルピー。しかし食べないわけにはいかない!
辛くないよーとオススメされたバターチキンカレー。280ルピーだったな、コルカタより観光地化されてるのでだいぶ高い。
しかしインドで食べたカレーでは一番美味しかった。
18時過ぎから川沿いで催しをやるらしいので行く事に。
催しというより祈りとか儀式の類い。
カースト上位のバラモンの人らしい。これを毎日やってるらしい、凄いな。
その後は適当に商店街みたいな所を目指して歩く。
日本語を話すインド人出現、怪しい。
案内するよ、お金要らないよと。その代わりに日本語を勉強してるから間違った日本語を使ったら教えてね、だから持ちつ持たれつね!と。
今日はこの先の寺院でたまたま愛をテーマにしたお祭りがあるらしくそのせいでいつもより混んでいるとのこと。
寺院の入場にはお金が掛かり、インド人と外国人で入り口も変わるらしい。
お金が掛かるという言葉にめちゃくちゃ反応をする。
入り口に到着、カメラ類の持ち込みがダメらしくロッカー屋が至る所にある。
「軍人も居るから安心ね」
確かに受付やここに来るまでにかなりのライフルを持った軍人がいた。
入場1000ルピーって言ってたかな?荷物を預けるのも心配。アジアの警察や軍は正直全く信用ならない。
結局入らない事に。
モスクが隣にあり、歴史的にインドの寺院を破壊されモスクが建った背景があるため、熱心なヒンドゥー教徒からモスクを守るために軍人が居るらしい。
明日5時半に沐浴に行こうと話して別れた。
〜2日目〜
朝予定通り起きたが、鍵が掛かっており外出出来ない。レセプションもない宿なのでスタッフも居らず終わった
\(^o^)/
行けなさそうだと連絡をし、昨日彼にカレー代を纏めて払って貰ったのに払い忘れてた。後で返しますと連絡したが11時くらいにここを離れるみたいでバタバタなので大丈夫ですよと御馳走になってしまった。お金はどうでもいいんですとコルカタで言っていたのを思い出した、私と同じでお金に余裕あるタイプだ。
二度寝して10時過ぎかな、私も沐浴へ。
パンツ一枚でin。少し寒かったが凄く気持ち良い。中に入ってもはやり臭いは感じない。足元はぬるぬるする場所があり結構深いようだ。
バラナシは白人もかなり見かけたので入ってる人がいると思ったが列車と同様でインド人以外は誰もいない。
おじさんが顔も浸けろとか向こうまで泳ぐぞとか言ってくる。思ったより流れが早くて遠くに行くと帰って来れなくなりそうで怖かった。
その後川から上がり、着替えたらまたおじさんが付いて来い!と。
仙人みたいなおじさんの所に連れて行かれてインド人特有の第三の眼、額に紅を塗られた。
お決まりの「お金はドネーションだ」と。ドネーションなだけ良心的。服脱いで川に入る関係上、スマホや財布等の類は全て宿。1ペソもないとポケットを引っ張り出して回避。その隙に仙人が私のビニール袋を漁っているが、タオルしかないからお好きにどうぞ状態。
本当は私もこの日にバラナシを出る予定だったが、たまたまチケットが明日にすると8000円弱安くなるので延泊した方が宿と食費含めても節約になるのでそうする事に。
宿を変えるのでチェックアウトをして別の宿へ。
コルカタにはあまりいなかったが、牛が多い。
カンボジアのガリガリ家畜牛とは違い、日本で見る家畜の牛と同様しっかり肥えている。ご飯しっかり食べてるんだろうけど誰かが世話してるんだろうか。
お昼はカレー…ではなくタンドリーチキン。サラダがやたら塩っぱい。これもイギリス統治の名残か…
ずっと30ルピーのラッシーと10ルピーのチャイを飲みながらガンジス川でぼーっとしていた。
夜はピザ、ベジタリアン仕様。
豪華にアップルパイも。
〜3日目〜
消化日とでも言おうか、フライトの関係で延泊。しかし宿はチェックアウト、別に移る。
取り敢えずご飯。
ここもネットで評判の良いお店。あまりネットでレストラン探さないけどやはり情報社会だね、150ルピーでこの豪華さ。
名前忘れたけど豆のカレー?南インドの料理だったかな。多過ぎて持て余してしまった。
食後のラッシー、1日1杯以上飲んだな。
金属製の壺みたいなのにラッシーやフルーツを入れて火起こしみたいにグリグリして作るのが本場流。フルーツ系を頼むとその棒で潰して混ぜるだけなので果物感がある。
他に日本で見るラッシーと違うのは、上にカッテージチーズ状のラッシーの塊みたいのが乗っている点と、テラコッタの器で出てくるがこれは使い捨て。なんかもったいない気がする。木のアイススプーンみたいなのが着いてきて、飲み物と食べ物の中間的な感じ。
ちなみにチャイは小さい紙コップか使い捨てないガラスコップで出てくる。
スパイスの効いてないただのミルクティって感じで美味しい。
予約した宿に向かうが「今日は満室」と言われたので予約してるがなと言うと「キャンセルよ」と。理由も話していたがよく聞き取れなかったしインドだし仕方ない。
予約し直してそちらの宿へ向かうがどう見てもその場所に宿はない。ホテルなんかあるのかよ…というような寂れた路地。
リキシャー乗りが話しかけて来たので聞いてみる。
「知ってるぞこのホテル、もう少し先だ、50ルピーで良いぞ」と。
ラチが開かないので依頼し、2分ほどでそれっぽいところに連れて行かれた。本当にここか?降りた先に日本語を喋るインド人が居たので再度ここのホテルで合ってるか確認。知らないホテルだな、取り敢えずここじゃないと。リキシャーには違うホテルだから金払わないわ!と。
日本語話すインド人がお土産屋やってるから〜といつものが始まるが宿探すからありがとうと撤退。再び路地をふらふら…
ヘイブラザーとインド人出現。取り敢えず聞いてみる。ホテルに電話して場所を聞いてくれた。ぼんやり理解してお土産屋を曲がると看板あるとの事で行ってみる。まさかの営業なしだった。
…看板など無い。
眼鏡屋の主人が声を掛けて来たので聞いてみるとまた電話してくれた。
Follow me.
と今度は宿まで一緒に行ってくれた。またもや営業なし。インド人のイメージを覆す2人に助けられた。
▽インドじん の イメージ が ぐーんと あがった!
宿というより完全に普通の家、看板などない。
どこで予約したの?
ブッキングドットコムだよー
実は今改装中で…
何だと…
準備するから待っててね
改装というか、一軒家の一室をこれから宿にしますぐらいの勢い。だから看板無いし完全に民泊だった。Wi-Fiもないしww
しかしご夫婦は良い人だった。
夜ご飯
バターチキン食べた所。
ハッシュドポテトを丸めて揚げたのが入ってる。
宿Wi-Fiないし寝るには早いなー
仕方なくふらふら
路地は狭くごちゃごちゃ。ここに普通に原付が走ってきてクラクションバンバン鳴らすし牛居たりすると最悪よね。
催しをしていた。
高校生くらいかな?合唱的な。
〜最終日〜
朝イチのフライトなのでサクッとチェックアウト、言っておいたのに奥さん爆睡。
タクシー捕まるか心配だったがUberですぐ捕まった。
デリーで乗り換え。
国内線のつもりだったがバラナシは国内線専用っぽくショボい空港。朝イチなのでチェックインカウンターも開かない。
これならも少し寝てれば良かった…
デリーで乗り換え。
ここでターミナルチェンジ。無駄に遠いしパスポートとチケットチェックしてて並ぶ。あまり時間がないので焦る…
無事飛行機も遅延し、搭乗。
空から見ても明らかにガスってる。
さーてお次はコルカタで勧められたから行くことにしたネパールだ。